もくじ

『生命の鎖』について・・・

 

ロジャー・ウイリアムズ博士の「生命の鎖」理論

世界的に有名な栄養学者であるロジャー・ウィリアムス博士が、生命の維持のためには46種類の栄養素が バランスよく摂られていることが不可欠なことを提唱した理論。

この栄養素が協調して生命活動を維持している理論を「生命の輪(鎖)」という表現で示したもので、この輪は一つ一つの鎖が 結びつきながら、一つの輪を形づくっていると考える。

この鎖全体の強さ、つまり生命力の強さは、協調性と相互作用によって保たれることが一つのポイントであり、仮に45の鎖が強くても1つだけ弱い鎖があれば、全体は切れてしまうことになる。

このためウイリアムズ博士は、生命の鎖、すなわち、生命力の強さ健康度は、体に不可欠な栄養素がどれもバランスよく 摂られていなければ高い水準には維持できない、と説いた。

生命の鎖を構成する栄養素は8種類の必須アミノ酸18種類のミネラル20種類のビタミンなどだが、これらのどれにも絶対必要最低水準というものがあり、どの1つがその水準以下になっても不健康となったり病気となると提唱する。

 

私たちの命は、この生命の鎖が繋がっていることで、続いていると言われます。

そして、この生命の鎖の一つ一つは、私たちの体に必要な栄養素なのです。

 

 

栄養素でできているこのネックレスのような生命の鎖の、一か所が切れてしまった時点で私たちの命は絶たれてしまいます。

これらの栄養素が、私たちの体の中で密接に関係しあって、私たちの体を正常に機能させているからなのです。

何か一つが沢山あれば良いのではなく、何か一つが欠けてもダメなのです。

そして、それらは、全て口から入れるモノでまかなっているということ。

 

多くの方が、食べることの目的はちゃんとご存知です。
生命維持・体調調節・楽しみ
この3点です。

 

でも、実際は、
食事の目的はお腹を満たすために・・・
という感じになているのではないでしょうか。

正しい栄養素の知識を持たないための、間違った栄養バランスのとり方
実践していらっしゃる方がほとんどではないでしょうか。

人の顔がそれぞれ、異なるように、人の心も体も、全く違います。

各臓器の働きは同じであったとしても、その機能レベル、その代謝レベル、その消耗レベルは千差万別で全ての人が同じであるという認識は間違いではあるのですが、必要なモノは、等しく同じなのだと思っています。消耗度合いが事なるので、必要な量が異なるだけ。

もちろん、『不食』という選択もありますが、それなら、それなりの 体と心を作る訓練が必要ですし、それが本当に全ての人間に当てはまるのでしたら、栄養失調でなくなる人は存在しないハズなのです。

通常の現代生活を営むのであれば、『生命の鎖』という考え方は、とても大事だと思うのです。

そして、この鎖の状態が、

ちょっと擦れてきた・・・
ちょっと細くなってきた・・・
もう切れそう・・・

そんな状態が、心と体に何等かの不調が出ている状態と言えるのです。

 

ということから考えてみると
この症状には、コレが良い
あの症状には、アレが良い

というモノは
完全なる 単なる対症療法に過ぎない
ということは、ご理解いただけるのではないでしょうか。

 

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