【ソイプロテイン=危険】というのは誤解!

「加工の質」がカギになります。

ソイプロテインにも生物毒はあるの?

はい、「原料の大豆」に由来する以下のようなアンチニュートリエントが、ソイプロテインにも“痕跡レベル”で含まれることがあります:

成分名 ソイプロテインでの扱い
フィチン酸 製造工程でほとんど除去・分解される
レクチン 熱処理と分離工程でほぼ不活性化
トリプシンインヒビター 加熱処理済みで問題なし
イソフラボン 含有される(メリットとデメリット両面)

ただし、ソイプロテインは「高温加熱・抽出・ろ過・乾燥」などの工程を経ており、
アンチニュートリエントの多くは 分解・除去されている のが一般的です。

つまり、「生大豆をそのまま食べる」のとは全く違い、吸収されやすく、毒性の心配はほぼないのです。

ではなぜ「危険だ」と言われるのか?

よくある誤解や不安:

  • 「イソフラボンがホルモンに影響するのでは?」
  • 「大豆は遺伝子組換えが多いから危険?」
  • 「欧米ではソイは避けられている!」

➡これらの多くは、以下のように“条件付きの真実”を拡大解釈したものです:

主張 実際のところ
イソフラボンがホルモンに影響する 遊離型イソフラボンでなければ問題なし。発酵大豆や食事レベルではむしろメリットも。
遺伝子組換えが危険 国産・オーガニック・非遺伝子組換えを選べば回避可能。
欧米では避けられている 欧米人は大豆に不耐性の人も多く、「和食文化」とは背景が異なるだけ。

実際、ソイプロテインには良い点もたくさん!

  •  女性ホルモン様作用(更年期/PMSの味方)
  •  動物性より脂質が少なく、腸にやさしい
  •  必須アミノ酸を含む良質な植物性タンパク質
  •  腸内環境改善にもつながる

では、どんなソイプロテインを選べば安心?

非遺伝子組換え大豆を使用
化学溶媒(ヘキサン)不使用の抽出法
無添加(香料・甘味料・乳化剤・増粘剤・植物油脂 なし)
国内製造 or 品質管理が徹底(MGP工場にて製造)されたメーカー

つまり、「どんなプロテインでもOK」ではなく、選び方が大事なのです。

まとめ:日本人にはソイプロテインという選択肢が合っている

🔻ソイプロテインは、加工段階で生物毒の心配はほぼない
🔻大豆に慣れている日本人にとっては、むしろ相性がよく、代謝・ホルモン・筋肉維持に◎
🔻選ぶときは“原料と製法”に注目!

安心できるソイプロテインを、「補給」「代謝」「ホルモンバランス」の土台作りの一環として取り入れるのは、とても理にかなっています。

 

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