MCTオイルってなに?ダイエットに良いの?使い方は?

MCTオイルとダイエット

MCTオイルとは

「MCT」とは「Medium Chain Triglyceride(ミディアム チェーン トリグリセリド)」の頭文字を取ったもので、日本語では「中鎖脂肪酸」と訳されます。
つまりMCTオイルとは、成分の大部分を中鎖脂肪酸が占めるオイルのことです。

脂肪酸の種類

脂肪酸には、短鎖脂肪酸・中鎖脂肪酸・長鎖脂肪酸の3種類があり、MCTオイルは、中鎖脂肪酸にあたります。

短鎖脂肪酸・中鎖脂肪酸は、長鎖脂肪酸と比較して吸収されやすく、すぐにエネルギーとして活用されますので、脂肪として蓄積されづらいという特徴があります。

もちろん、長鎖脂肪酸にもオレイン酸やαリノレン酸などさまざまな種類があり、それぞれの健康効果をもっています。中鎖脂肪酸ばかりが健康によいというわけではありませんが、一般的に油の摂取は長鎖脂肪酸に偏りがち。中鎖脂肪酸を意識して取り入れるのも良いと思います。

MCTオイルの効果

1、ダイエット効果

MCTオイルには、エネルギーとしてすばやく利用される性質があり、長鎖脂肪酸の油と比較して体重や胴囲の減少に効果があるという報告があります。

実験では、オリーブオイルと比較して体重を減少させる効果が高いという結果が報告されています。また、ココナッツオイルと比較した場合には、より満腹感が持続したという報告もあり、二重のダイエット効果が期待できそうです。

2、アルツハイマー病に対する効果

MCTオイルは長鎖脂肪酸と比較して、人体のエネルギー源のひとつである「ケトン体」を10倍以上多く作り出すことが分かっています。このケトン体は、ブドウ糖をエネルギー源としてうまく利用できなくなったアルツハイマー病の脳の代替エネルギーとして活躍。脳細胞を長く生かすことにつながるといわれています。

軽度から中程度のアルツハイマー病でMCTの投与が症状を改善したという報告もあり、今後の治療への応用が期待されています。

3、乳酸の蓄積減少効果

MCTオイルは身体の疲労のパラメーターである乳酸の蓄積を減らすのに役立つことがわかっています。

運動の前にMCTオイルを摂取することで糖質の代わりに脂肪を利用しやすくなるとも考えられており、持久的なスポーツを行う際に利用できるエネルギー量を増やすはたらきも期待できそうです。

4、てんかん、自閉症などに対する効果

MCTオイルが多く作り出すとされるケトン体は、糖の代わりに脳のエネルギーとして利用することで、てんかん発作の頻度を減らす可能性があることがわかっています。

厳密なケトン食療法は、MCTを摂るだけでなく、糖質を摂らない、脂肪を多く摂るなどといった決まりがあり、副作用もあるため、試したい方はまずかかりつけの医師に相談するとよいでしょう。

また、MCTオイルとケトン食は自閉症に効果があるとする研究もあり、より詳細な研究が期待されています。

 

ダイエットになぜMCTオイルがおすすめなのか

●「ケトン体回路」をまわし、体脂肪をエネルギーにする体質に変えてくれる

●すぐエネルギーになり、空腹感を感じにくく、体脂肪に溜まりにくい

●筋肉中のミトコンドリアを増やす働きがある

●「ケトン体回路」をまわし、体脂肪をエネルギーにする体質に変えてくれる

「ケトン体回路」とは、人間が動くための力=エネルギーを生み出す回路の1つです。
エネルギーを生み出す回路は、「ケトン体回路」と「糖質回路」の2つがあります。
人間が普段、優先的に動かしている回路は「糖質回路」で、主にお米やパンなどの炭水化物をエネルギー源としています。

一方、「ケトン体回路」は脂肪を燃焼させてエネルギーを生み出す回路です。普段、糖質を多く摂取しているとケトン体回路は動かず、お休みしています。

ケトン体回路が優先的に動いていると、体内に蓄積された脂肪を燃やしてエネルギーにすることができます。
このケトン体回路を効率よく動かしてくれるのが、消化吸収がはやく、すぐエネルギーになるMCTオイルなのです。

●すぐエネルギーになり、空腹感を感じにくく、体脂肪に溜まりにくい

MCTオイル=中鎖脂肪酸は、「中」の名がつくとおり、普通の油より短い分子構造で構成されています。

脂肪酸の構造

そのため、普通の油(=長鎖脂肪酸)とは違う経路を通り、エネルギーに変換されます。(長鎖脂肪酸は、体を巡り体脂肪に蓄積され、必要なときにエネルギーとして取り出されます)

MCTオイルの代謝経路

この代謝経路の違いから、エネルギーに変換される速さも4倍とスピードアップ。すぐエネルギーになるので、体脂肪にも溜まりにくいのです。

●筋肉中のミトコンドリアを増やす働きがある

ミトコンドリアは、脂肪を燃焼させることによって私たちの体を動かすためのエネルギーを作り出す、いわば「脂肪燃焼工場」です。継続的にMCTオイルを摂取することでミトコンドリアが増えれば、脂肪を効率よくエネルギーとして使うことができるようになると言われています。

MTCオイルの使い方

●いつもの飲み物にプラスする

朝のコーヒーや、プロテイン、スムージーに混ぜたり、スープや、シチュー、みそ汁に入れても良いと思います。
プロテインやスムージーに混ぜる際は、しっかりと乳化していただくととてもコクが出て美味しくクリーミになります。

●ドレッシングやソース、漬けだれに使う

長鎖脂肪酸であるオリーブ油などの代わりにCMTオイルでドレッシングを作って見られるのも良いかと思います。
※注意点 沸点が低いので、加熱調理には向きません。

●量について

一日小さじ1杯から始めて頂き、大さじ2杯までは大丈夫だと言われています。お腹の調子やカロリーと相談しながら、決めてください。

まとめ

中鎖脂肪酸(MCTオイル)、生活の中で一般的に使ってきた長脂肪酸とは全く違う代謝経路で、エネルギー生産してくれるということを踏まえて、いろんな目的で使えそうですね!

ただ、注意点としては、【ケトン体】が生産されると、特殊な匂いが発生すると言われています。極端にケトン体を発生させるようなことをしなければ、良いとは思いますが、そのあたりは、体調をみながらがおすすめですし、はじめから多く摂ると下痢になる方もいらっしゃるようです。

最初は、小さじ1~大さじ2程度で、是非お試しください。ダイエットにおすすめと言っても、油ではありますので、しっかりカロリーはあります。カロリーの摂りすぎは、肥満にも繋がりますので、バランスを考えて活用したいですね。