パラサイトクレンズは本当に必要?

必要な人・正しい順番・安全な始め方まで専門的にわかりやすく解説

「パラサイトクレンズ(寄生虫ケア)」という言葉を聞くことが増えました。

しかし結論から言うと、
全員がやるべきものではありません。

むしろ、順番を間違えると体調を崩すリスクがあります。

この記事では、

  • 本当に必要な人の見分け方
  • カンジダとの違い
  • 腸内細菌との関係
  • 正しい順番
  • マイルド抗菌の具体的な選び方
  • 危険なケース

を、整理します。


そもそもパラサイトクレンズとは?

パラサイト=寄生虫
クレンズ=排出サポート

つまり、
腸内などに存在する寄生虫や過剰な微生物を減らすケアです。

ただし日本では寄生虫感染は稀で、
不調の原因は「寄生虫以外」であることの方が多いのが現実です。


本当に必要な人の特徴

① 海外渡航歴がある

東南アジア・南米などで
生水や屋台食を頻繁に摂取した経験がある。

② 生肉・ジビエ摂取が多い

③ 原因不明の腸症状が長引いている

  • 腹部膨満
  • ガス過多
  • 下痢と便秘の繰り返し
  • 慢性的皮膚トラブル

④ 客観的検査所見がある

好酸球増加や貧血など。


カンジダとの違い(非常に重要)

寄生虫とカンジダは別物です。

寄生虫の特徴

  • 体重減少しやすい
  • 周期的腹痛
  • 貧血傾向

カンジダの特徴

  • 甘い物欲求が強い
  • 抗生剤後に悪化
  • 慢性疲労
  • 口腔内白苔

日本では寄生虫より
カンジダ増殖の方が圧倒的に多いのが実情です。

カンジダ増殖の対策はコチラを参照


いきなり攻撃してはいけない理由

寄生虫や真菌が急に死滅すると、
毒素を放出します。

これを

ヘルクスハイマー反応(ダイオフ)

と呼びます。

症状例:

  • 強い倦怠感
  • 頭痛
  • 発熱感
  • 情緒不安定
  • 肌荒れ悪化

体力が低い人ほど強く出ます。


正しい順番(最重要です!)

STEP1:排泄を整える

  • 毎日便が出る
  • 水分摂取十分
  • 睡眠安定

排出できない体でクレンズは危険です。
上記のことに問題がないこと、
ココがクレンズをする為の最低条件です。


STEP2:栄養状態を整える

  • たんぱく質不足
  • 亜鉛などのミネラル不足
  • ビタミン不足

回復力がない状態での抗菌はダメージが残ります。


STEP3:マイルド抗菌から開始

ここがよく誤解される部分です。


マイルド抗菌の具体的な選び方

抗菌ハーブにも強さがあります。

🟢 比較的穏やか

  • 食事レベルのニンニク
  • ハーブティー程度のオレガノ

まずはここから。


🟡 中程度

  • クローブ
  • 低用量オレガノサプリ

体質によっては反応が出ます。


🔴 強力(慎重に)

  • 高濃度オレガノオイル
  • ブラックウォールナット

抗菌力が強い分、
ダイオフが起きやすく、肝臓負担もあります。

初心者がいきなり使うのはおすすめしません。


本当の意味での“マイルド開始”

実は最も安全な抗菌は、

  • 胃酸を整える
  • 胆汁分泌を促す
  • 砂糖を減らす
  • 便通を安定させる

ことです。

胃酸と胆汁は
自然な殺菌システムです。

ここが整うだけで
異常増殖はかなり抑えられます。


吸着サポートも重要

抗菌後は

  • 活性炭
  • 粘土系吸着剤

などで毒素再吸収を防ぐ必要があります。


腸内細菌とのバランス

腸内は

  • 善玉菌
  • 悪玉菌
  • 真菌
  • 寄生虫

が共存しています。

強すぎる抗菌
善玉菌や粘膜も傷つけ、

リーキーガット
→ 慢性炎症悪化

につながる可能性もあります。


危険なケース

以下は自己判断NG

  • 妊娠中
  • 授乳中
  • 重度貧血
  • 強い自己免疫疾患
  • 重度肝機能低下

特に避けたい組み合わせ

❌ ファスティング × 強力抗菌
❌ 便秘のまま実施
❌ 低血糖体質で実施
❌ 肝臓・胆嚢の機能低下

排出経路が弱い状態で毒素を増やすのは危険です。
デトックス経路については、コチラを参照


結論

✔ 日本では全員必要ではない
✔ カンジダとの鑑別が重要
✔ 補給と排泄が先
✔ 抗菌は段階的に
✔ 再構築までがセット

派手なデトックスよりも、

  • 胃酸
  • 胆汁
  • 栄養状態
  • 腸粘膜
  • 免疫

を整えることが
長期的に安全で確実な方法です。


クレンズは目的ではありません。

寄生虫が定着しない体をつくることが本質。

そのためには、
地味ですが土台作りが最優先です。