あなたも“気づかない加害者”に?
マイクロカプセルとプラスチック暴露の深刻な現実
〜体に起きていることと、今日からできる対策〜
近年、柔軟剤や洗剤の「いい香りが長続きする」製品が人気ですが、
その多くに使われているのが “マイクロカプセル” と呼ばれる技術です。
実はこれ、私たちの体や環境に
非常に大きな影響を与えている可能性がある のをご存じでしょうか。
そしてマイクロカプセルだけではありません。
私たちは毎日、気づかないうちに
・洗剤
・柔軟剤
・食品包装
・レシート
・プラスチック容器
・電子レンジ加熱
・空気中のマイクロプラスチック
など、あらゆる場所から 大量のプラスチックや化学物質 を浴びています。
これは誰か1人の問題ではなく、
環境・社会・健康のすべてに関わる深刻なテーマ なんですね。
今回は、
「知ることが最大の守りになる」という視点で、
わかりやすく、深く、まとめていきます。
1:マイクロカプセルとは?
香りのビーズ、実は“プラスチックの殻”
マイクロカプセルは、
香料や化学物質を 直径数マイクロメートルの小さなプラスチックの殻 に閉じ込めたもの。
衣類がこすれたり、体が動くたびに
カプセルが弾けて香りを放出します。
一見便利に聞こえますが…
✔ 洗濯後も衣類に大量に残留する
✔ 肌から吸収されやすい
✔ 呼吸で吸い込みやすい
✔ カプセルが壊れず排水として川・海に流れる
✔ 生分解性が低く環境に残り続ける
つまり、
洗濯すればするほど環境が汚染され、
着れば着るほど体に入り込む構造 になっています。
2:マイクロカプセルが人体に及ぼす影響
まだ研究途中ではあるものの、
複数の研究で以下の影響が懸念されています。
(1)ホルモン撹乱作用(内分泌かく乱物質)
マイクロカプセルの多くは
マイクロプラスチック(MPs)の一種。
マイクロプラスチックは、
環境ホルモン(エストロゲン様作用など)を持つと言われており、
・生理不順
・PMS、PMDD
・不妊
・甲状腺機能低下
・脂肪蓄積
・気分障害
など、特に女性の健康への影響が指摘されています。
(2)慢性炎症を引き起こす
プラスチックは体内で“異物”として扱われます。
異物が入る → 免疫が反応 → 微小炎症が続く
これが 慢性炎症の火種 となります。
慢性炎症は
老化・生活習慣病・メンタル不調のすべての根本。
つまり
マイクロカプセルは“炎症体質”を静かに育ててしまうわけです。
(3)自律神経への負荷
香料に含まれる合成化学物質には
神経系に作用するものも多く、
・頭痛
・めまい
・吐き気
・集中力低下
・倦怠感
などが起きる人もいます。
「匂いが強い職場に行くと頭が痛い」
という方は、この影響が疑われます。
(4)吸入による肺への蓄積
粒子が非常に小さいため
呼吸による肺への蓄積が懸念されています。
人体はプラスチックを分解できないため、
時間をかけて炎症・線維化へ進む可能性があると言われています。
3:あなたも知らずに“加害者”になっている
これは決して煽りではありません。
柔軟剤や洗剤の香りは
自分の衣類からだけでなく、
・職場
・電車
・学校
・車の中
・エレベーター
など、密閉空間で周囲の人にまで届きます。
つまり、
自分が使った製品のマイクロカプセルを、
他人が吸い込んでいる可能性がある のです。
香害(こうがい)が社会問題になっているのはこのため。
被害者であり加害者にもなってしまう、
とても難しい問題なんですね。
4:マイクロカプセルだけじゃない
現代人は“プラスチックまみれ”
ここは深く重要な部分なので、整理しておきます。
✔(1)食品包装のプラスチック
電子レンジ加熱により
プラスチック成分が食品に溶け出すことが研究で判明。
トレー、ストロー、フィルム、タッパー…
あらゆるものがリスク要因。
✔(2)コンビニ食の温め
油脂の多い食品 × プラスチック容器 × 高温
この組み合わせが最悪。
環境ホルモンの溶出が最大になる条件です。
✔(3)ペットボトルの繰り返し使用
内部の削れ・熱・振動で
マイクロプラスチックが発生。
✔(4)ポリエステル衣類の摩耗
洗濯 → 摩耗 → マイクロファイバーが大気と水に流出。
✔(5)大気中のマイクロプラスチック
今や都市部の空気には
年間数万〜数十万の微小プラが浮遊していると言われます。
吸い込む、飲み込む、皮膚から入る。
暴露経路は止められないほど増えています。
5:では、どうすればいいのか?
今日からできる“現実的な対策”
「ゼロにする」のは不可能ですが、
暴露量を減らすことは確実にできます。
ここでは現実的で「続けられる」対策に絞ってまとめます。
① マイクロカプセル入り洗剤・柔軟剤をやめる
一番効果があるのはこれ。
“香りが長続き”と書いてあるものはほぼカプセル入り。
・無香料
・植物由来
・液体せっけん
などに徐々に切り替えるのがおすすめ。
② 食品はできるだけ「器に移して」温める
プラスチック容器 × 電子レンジ
これは最強レベルの化学物質暴露。
陶器やガラス皿に移すだけで
暴露量は大きく下がります。
③ ペットボトルの再利用はしない
できれば水筒に切り替える。
④ ポリエステル100%の衣類は注意
すべてを排除できなくても
インナーは天然素材にするなど工夫できます。
⑤ 空気の入れ替えをする
大気中のマイクロプラスチックを
“溜め込まない” 環境を作る。
⑥ 身体の解毒力を上げる
プラスチックは分解されないけれど、
体外に排出するルート はあります。
・汗(運動・サウナ・入浴)
・便(腸内環境の改善)
・肝臓(解毒力アップ)
「出せる体」をつくることが最大の防衛。
⑦ 土台作り.™で“燃えにくい体”をつくる
プラスチック暴露は避けきれない時代。
だからこそ、
炎症・酸化・糖化が起こりにくい
“燃えない体質” をつくることが、現代のセルフケアの答えです。
6:まとめ
〜知れば、防げる〜
✔ マイクロカプセルは“香るプラスチック”
✔ 肌・呼吸・衣類から体に入り込む
✔ ホルモン・炎症・自律神経に影響
✔ 知らないうちに“周りの人も”暴露している
✔ 電子レンジ・容器・衣類・空気からも摂取している
✔ ゼロにはできないが、減らすことはできる
✔ 最後は「出せる体」をつくることが鍵
私たちは毎日の生活の中で、思っている以上に
“見えない化学物質”に囲まれています。
でも大丈夫。
体は正しく整えてあげれば、必ず回復する力を持っています。
土台作り.™では、
こうした現代特有の負担から身を守り、
細胞レベルで強くしなやかな体を育てる方法をお伝えしています。
気づきがあった方は、
ぜひ今日からできることをひとつ実践してみてくださいね。
「ヨガ&セルフケアスタジオ スーリヤ」と「心と体のセルフケアスクール スーリヤ」を運営しながら、必要なモノを入れること、不必要なモノを入れないこと・解毒すること、身心の巡りを良くすること、この3つを『土台作り.』とし、その必要性を発信。これらを整えることで本来のその人の状態になる、という考えを根底に、対症療法だけに頼らず、本当の意味での健康を手に入れる為の、心と体の土台作り.の大切さを学ぶ【土台作り.クラス】を開催。(土台作り.クラスは、東洋医学・西洋医学・栄養学・呼吸法・潜在意識活用などトータルで学ぶことが可能)
その他、ロシアの波動測定機メタトロンと使った健康相談、セルフケアコーチング、五行音叉を使ったオンサセラピーなどを行って、多くの方の【心と体の土台作り.】をサポートしている。
赤十字病院・元看護師。
