グルタチオンとは?
〜体が自分で作る“最強の解毒物質”

「解毒」と聞くと、
健康食品やサプリを思い浮かべる方も多いかもしれません。

でも実は、
人間の体には“標準装備”として
ものすごく強力な解毒システムが存在します。

その中心となるのが、
グルタチオン(Glutathione) と呼ばれる成分。

健康・老化・免疫・炎症・肝機能・酸化ストレス…
実はあらゆる場面で働いている、
“縁の下の力持ち”のような存在です。

今日は、この グルタチオンの正体 と
なぜ解毒に欠かせないのか
そして どうやって体内で作られるのか を、わかりやすく解説します。

1. グルタチオンとは何か?

グルタチオンは、
グルタミン酸・システイン・グリシン
という3つのアミノ酸から作られる「抗酸化・解毒物質」

体内で最も重要な抗酸化物質と言われ、
別名 “細胞の守護神” とも呼ばれています。

特に肝臓に多く存在し、

  • 解毒
  • 有害物質の中和
  • 活性酸素の処理
  • 脂肪肝の予防
  • アルコール分解
  • 炎症のコントロール

など、生きるための根本に関わる働きを担っています。

2.グルタチオンの役割

これがないと「解毒」は成り立たない

体の解毒は大きく2段階あります。

● 第一段階:毒を“水に溶けやすい形”へ変換する(肝臓)
● 第二段階:変換した毒を“無毒化”し、外へ出せる形にする

この第二段階で中心的に働くのが
グルタチオン です。

つまり、

 ● 毒を安全な形で排出するための最後の砦
● グルタチオンが不足すると、毒の処理が途中で止まる

ということ。

解毒力=肝臓の働き
と思われがちですが、

実はその裏で活躍しているのが
グルタチオンの量と質 なんですね。

3. なぜ、現代人はグルタチオンが不足しやすい?

現代はグルタチオンが大量に消費される時代。

不足の原因はこんなにあります:

  • 添加物
  • 農薬
  • 有害金属
  • 大気汚染
  • たばこ
  • ストレス
  • 感染
  • アルコール
  • 放射性物質
  • 化学物質
  • 薬の代謝
  • 睡眠不足

どれも「グルタチオンを使って解毒する必要があるもの」。

体が必死に解毒をするほど、
グルタチオンはどんどん減っていきます。

4. グルタチオンは“食事で自分で作る”ことができる

サプリで摂らなければいけない、
そんなイメージのあるグルタチオンですが……

実は、
体は自分でグルタチオンを作ることができます。

材料は3つのアミノ酸:

  • グルタミン酸
  • グリシン
  • システイン(特に重要)

この中でも
システインが不足すると、グルタチオンが作れません。

だからこそ、
栄養の“補給”がとても大切になります。

6. どうすればグルタチオンが増えるのか?

栄養 × 習慣 がカギ
◎ タンパク質

アミノ酸の材料そのもの。
毎食でしっかり確保することが最優先。

◎ ビタミンB群

アミノ酸の代謝、エネルギー産生、肝臓の働きに必須。

◎ マグネシウム

解毒酵素の働きを助ける“縁の下の力持ち”。

◎ 野菜・果物(特に含硫野菜)

ブロッコリー、キャベツ、玉ねぎ、にんにくなど。
これらはグルタチオンの材料であるシステインの供給に関わります。

◎ 良質な睡眠

解毒は夜間に行われるため、睡眠不足は致命的。

◎ 低ストレス

コルチゾールが高いとグルタチオンが大量消費される。

◎ アルコール・薬の乱用を控える

肝臓の負担を減らすことが、グルタチオンの節約につながります。

6. 土台作り.™との関係

グルタチオンは「補給・解毒・巡り」の中心

グルタチオンはまさに
土台作り.™ の三本柱と深く関わっています。

✔ 補給

→ タンパク質・ビタミン・ミネラルが材料
→ 補給が弱いとグルタチオンを作れない

✔ 解毒

→ グルタチオンが毒を“無毒化する中心”
→ ここが弱いと毒の排出が滞り、代謝が落ちる

✔ 巡り

→ 血流が良くないと材料が運ばれない
→ 巡りの悪さは解毒力の低下につながる

つまり、
グルタチオンは
“土台作り.™の解毒の主役”
とも言える存在。

そしてこの力を引き出すためには、
外から何かを足す前に、土台を整えることが大前提 なのです。

7. まとめ

グルタチオンは──

✔ 体が自ら作ることのできる
✔ 最強レベルの抗酸化・解毒物質で
✔ 肝臓や細胞の健康を支える中心的な存在

その量と働きは、
日々の栄養・生活習慣によって大きく変わります。

そして、

グルタチオンの働きを最大限引き出すのが
土台作り.™(補給・解毒・巡り)

体が持つ本来の解毒力を取り戻すことこそ、
細胞レベルの美と健康への一番の近道なのです。