便秘は「食物繊維不足」じゃない?

腸を整える本当の考え方

「便秘には食物繊維をとりましょう」

あまりにも当たり前のように言われている言葉ですが、
実際にはこんな声をよく聞きます。

  • 食物繊維を意識しているのに出ない
  • 玄米やごぼうで、逆にお腹が苦しくなる
  • 生野菜を増やしたら張ってしまう

一方で、

  • キャベツを使った炒め物
  • ニラともやしをたっぷり使った料理

こうした食事で「自然にスッと出る」人もいます。
この違いは、いったい何なのでしょうか?


そもそも「便秘」とは?

便秘とは、単に
「毎日出ないこと」を指すわけではありません。

  • 出にくい
  • 硬い
  • 残便感がある
  • 強くいきまないと出ない

こうした状態も、立派な便秘です。

大切なのは
👉 回数よりも「スムーズさ」

腸がきちんと動き、
無理なく排泄できているかどうかです。


一般的な便秘対策の落とし穴

よく言われる便秘対策には、こんなものがあります。

  • 食物繊維を増やす
  • 生野菜をたくさん食べる
  • 玄米や全粒粉にする
  • 発酵食品を増やす

これで改善する人も、もちろんいます。
でも同時に、悪化する人が多いのも事実です。

なぜでしょうか?

それは、
👉 腸が動けない状態で「材料」だけを増やしているから。


便秘は「タイプ」で考える

便秘は一つではありません。
体の状態によって、対策は変わります。

① 腸の動きが弱いタイプ
(ぜん動運動低下型)

特徴

  • 便意が起こりにくい
  • お腹が張りやすい
  • ストレスが多い
  • 冷えやすい

このタイプに大切なこと
👉 腸を「動かす刺激」を入れること

おすすめ食材

  • キャベツ
  • ニラ
  • もやし
  • 玉ねぎ
  • 青ねぎ
  • にんにく(少量)
  • ごま
  • ひき肉・卵・ツナなど少量の脂質を含むたんぱく源

ポイント

  • 炒める・焼くなどの加熱調理
  • 油を完全に避けない(胆汁分泌を促す)
  • 温かい状態で食べる

② 水分不足タイプ

特徴

  • 便がコロコロ
  • 硬くて出にくい
  • 排便に時間がかかる

このタイプに大切なこと
👉 便に「水分」を含ませること

おすすめ食材

  • キャベツ
  • 大根
  • 白菜
  • 小松菜
  • ほうれん草
  • かぼちゃ
  • わかめ・昆布(少量)

ポイント

  • 汁物・煮物・蒸し料理
  • 食事と一緒に水分をとる
  • 冷たい飲み物は控えめに

③ 発酵不足タイプ
(腸内環境が整っていない)

特徴

  • ガスが溜まりやすい
  • お腹がゴロゴロする
  • 便やガスのにおいが強い

👉 このタイプの方は
「発酵食品を増やせばいい」と思われがちですが、
実はそうとは限りません。

腸が弱っている状態で発酵食品を増やすと、
かえってガスや張りが強く出ることがあります。

まず大切なのは、発酵の“土台”づくり。

おすすめ食材

  • キャベツ
  • 玉ねぎ
  • もやし
  • ニラ(少量)
  • かぼちゃ
  • にんじん

ポイント

  • 加熱して腸への負担を減らす
  • 食べすぎない
  • 継続して整える

キャベツやもやしで「出る」理由

「キャベツは食物繊維が少ない」と言われることがあります。
確かに、100gあたりの数値だけを見ると多くはありません。

でも実際には、

  • 水分が非常に多い
  • 発酵しやすい繊維を含む
  • 加熱で腸にやさしくなる
  • 油と合わせると胆汁分泌が促される

つまり、
腸が動くための条件がそろった食材なのです。

数字よりも、
腸がどう反応するかが大切。


まとめ:便秘は「腸が動けるかどうか」

便秘対策で本当に大切なのは、

❌ 食物繊維を増やすこと
腸が動ける状態をつくること

「これを食べると出る」
その体感は、体からの正しいサインです。

数字や常識よりも、
自分の腸の反応を信じること。

それが、根本から整える第一歩です。

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