プロテインスープは手軽でうれしい!でも、中身は同じ?

今流通している商品を詳しく比較してみました

最近、よく見かけるようになった「プロテインスープ」。

プロテインというと、

「甘い味には飽きてしまった」
「朝から甘いシェイクは飲みにくい」
「食事と一緒にたんぱく質を摂りたい」
「寒い時期は温かいものがいい」

という方も多いと思います。

そんな時、
お湯を注ぐだけで、スープとしてたんぱく質が摂れる。
これは、とても便利ですよね。

朝食がパンだけ。
昼食がおにぎりや麺だけ。

そんな時にも、プロテインスープを一杯プラスすることで、不足しやすいたんぱく質を補いやすくなります。

私は、プロテインを「スープ」という形で摂る発想そのものは、とても良いと思っています。

でも、いろいろな商品を調べてみると……
同じ「プロテインスープ」でも、
たんぱく質の量も、種類も、一緒に入っているものも、かなり違う
ことが分かります。

そこで今回は、現在販売されている代表的なプロテインスープについて、
たんぱく質量だけではなく「中身」まで比較してみました。


まず比較表から

※比較しやすいよう、コーン系・代表的な味を中心にしています。
※価格は2026年8月時点の公式価格・通常価格等を基準にした目安です。送料、定期割引などは含めていません。
※商品のリニューアルにより原材料や価格は変更される場合があります。

健美屋
1食35gでたんぱく質20.9g、脂質2.1g、炭水化物5.1g、食塩相当量0.2g。原材料はWPIグラスフェッドプロテイン、北海道産とうもろこし、エリスリトール、野菜ブイヨン、グラスフェッド発酵バター、玉ねぎという比較的短い構成です。価格は5食3,110円です。

味の素KK
1食45gでたんぱく質20g、脂質3.9g、炭水化物15.5g、食塩相当量1.2g。600g2,998円で約13食分です。

KOREDE
コーン味は大豆たんぱくが主原料で、コンソメ由来の乳糖・食用油脂、全粉乳、甜菜、亜麻仁油、MCTなども含まれています。400g・約20食で3,480円。

メラルーカ
1食21gでたんぱく質10.0g、脂質0.74g、炭水化物7.3g、食塩相当量0.91g。主なたんぱく源は乳たん白で、砂糖、ぶどう糖、デキストリン、植物油脂、粉末植物油脂、アセスルファムK、スクラロースなども含まれています。315g・15食分、特別カスタマー価格2,300円です。

タンパクオトメのコーン味は
1袋15gでたんぱく質10.5g、脂質0.6g、炭水化物2.0g。大豆たんぱくと乳清たんぱくが主原料で、デキストリン、MCT、コラーゲンペプチド、ステビアなども使われています。15袋3,980円です。

Cycle.meのオニオンスープは
1食19.5gでたんぱく質14gですが、原材料の一番目がコラーゲンペプチドです。10袋3,480円です。

クノール
1食29.2gでたんぱく質8g。15本2,138円で、原材料には乳糖、デキストリン、加工油脂、砂糖などが含まれます。

ダイアナのセルディア-soyは
1食30gでたんぱく質10g。粉末油脂が原材料の先頭で、砂糖・粉末水飴、マルトデキストリン、スクラロース等も含まれ、20袋15,120円です。


表を見るだけでも、かなり違うことが分かります

「プロテインスープ」と一言でいっても、
8gから21g程度まで、たんぱく質量にはかなりがあります。

でも、もっと大切なのは、
その○gが、何のたんぱく質なのか?

ということです。


「たんぱく質14g」でも、中身が違う

たとえばCycle.meのオニオンスープは、たんぱく質14g。

数字だけを見ると、
「10gの商品より多くていい!」
と思いますよね。

ところが原材料を見ると、一番最初に書かれているのは、
コラーゲンペプチド。

つまり、たんぱく質の主体がコラーゲンなのです。
コラーゲンもたんぱく質の一種ですから、悪いという意味ではありません。

ただし、
ホエイ20g、大豆たんぱく20g、コラーゲン20gを、すべて同じ「身体づくりのたんぱく質20g」として比較するのは適切ではありません。
何を目的として摂るのかによって、選び方が変わります。

だから、
「○g」という数字だけで判断しない
ことが大切です。


原材料がとてもシンプルなのは健美屋

今回比較した中で、原材料の短さが特に目立つのが健美屋です。

原材料は、

WPIグラスフェッドプロテイン
北海道産とうもろこし粉末
エリスリトール
野菜ブイヨン
グラスフェッド発酵バターパウダー
玉ねぎ粉末

です。

1食でたんぱく質20.9g。
砂糖は使っていません。

ただし、
「砂糖不使用=甘味料を何も使っていない」
という意味ではありません。

甘味には、
エリスリトール
という糖アルコールが使われています。
ここも食品表示を見る時に大切なところです。

「砂糖不使用」
「人工甘味料不使用」
というキャッチコピーだけではなく、

では、何で味を整えているの?
まで見ると商品の中身が分かります。

そして健美屋の最大のネックは価格。
5食で3,110円なので、1食約622円です。

原材料のシンプルさを優先するか。
毎日続けられる価格を優先するか。

ここは人によって判断が変わりますね。


GronGは「人工甘味料不使用」だけ見てはいけなかった

今回、改めて商品表示を確認して、とても分かりやすい例だと思ったのがGronGです。

1食45gで、
たんぱく質21.1g。
しかも人工甘味料不使用。
乳たんぱくはカゼインとホエイがおよそ8:2とされています。

ここだけ見ると、

「21gも摂れて、人工甘味料も使っていない!」
となります。

ところが、商品表示をきちんと見ると、
原材料の最初の方は、

乳たんぱく
デキストリン
砂糖
スイートコーンパウダー……

となっています。

つまり、
デキストリンが原材料の2番目。
砂糖が3番目。

さらに1食の炭水化物は、
16.9g。
です。
香料、乳化剤、グルタミン酸Naなども使用されています。

ここから分かるのは、
「人工甘味料不使用=原材料がシンプル」ではない
ということ。

逆に、GronGには1食21.1gというしっかりしたたんぱく質量があり、商品表示ではロイシン、イソロイシン、バリンを含むアミノ酸量も詳しく示されています。

つまり、
何を重視するかによって評価が変わる商品
なのです。


味の素KKは「20g+価格」の強さ

味の素KKのプロテインスープは、
1食でたんぱく質20g。

600g・約13食分で2,998円なので、
1食あたり約231円。
20gクラスとしてはかなり取り入れやすい価格です。

ただし、原材料を見ると、

乳たん白
スイートコーン
乳糖
食用加工油脂
クリーミングパウダー
脱脂粉乳
砂糖
デキストリン
植物油脂
調味料
乳化剤
香料

などが使われています。

つまり、
「たんぱく質を摂る食品」であると同時に、飲みやすくおいしいコーンスープとして作られた加工食品
ということです。

20gと価格を優先するなら魅力があります。
一方、
「毎日摂るものだから原材料をなるべくシンプルにしたい」
という基準なら、また評価は変わります。


KOREDEは「ソイ10gを食事に足す」タイプ

KOREDEは、
大豆たんぱくをベースに、1食約10gのたんぱく質を補う
という設計です。
400gで約20食、3,480円なので、1食約174円。

コーン味の原材料を見ると、

脱脂大豆たんぱく
コーンパウダー
コンソメ
全粉乳
甜菜
酵母
亜麻仁油
MCT
乳酸菌

などが使われています。

コンソメの中には乳糖や食用油脂なども含まれます。

ですから、
「ソイだから完全にシンプル」
というわけではありません。

ただ、
食事に10gほど追加する
という目的がはっきりした商品だと思います。


メラルーカは手軽。でも原材料を見ると……

メラルーカのシンプリーフィット プロテインスープは、

1食21gで、

76kcal
たんぱく質10.0g
脂質0.74g
炭水化物7.3g
食塩相当量0.91g

です。

公式でも1食10gのたんぱく質を補える商品として案内されています。
15食で特別カスタマー価格2,300円なので、
1食約153円。
価格と使いやすさは魅力です。

ただし、実際の原材料表示を見ると、

乳たん白
コーンミール製造品
糖類
砂糖
ぶどう糖
デキストリン
植物油脂
粉末植物油脂

などに加え、

アセスルファムK
スクラロース
増粘剤
香料
乳化剤
調味料

なども使われています。

つまり、
「スープ1杯でたんぱく質10gを手軽に足せる」
という良さと、
「その10gを摂る時に何を一緒に摂るのか」
は、分けて考えた方がよいということです。


タンパクオトメは炭水化物がかなり少ない

タンパクオトメのコーンスープ味は、

1食15g中、

たんぱく質10.5g
脂質0.6g
炭水化物2.0g
食塩相当量0.7g

です。

今回比較した中では、炭水化物がかなり少ない設計です。

主なたんぱく源は、
大豆たんぱく+乳清たんぱく。

ただし、

デキストリン
MCT
コラーゲンペプチド
香料
調味料
ステビア

なども使われています。

「糖質をなるべく抑えながら、10g程度たんぱく質を追加したい」
という目的には比較しやすい商品ですね。


クノールは「普通のスープ+たんぱく質」という位置づけ

クノールの「たんぱく質がしっかり摂れるスープ」は、

たんぱく質8g。

さらに、

カルシウム160mg
ビタミンD13μg

を含みます。

15本2,138円なので、
1食約143円。

ただし、原材料には、

乳糖
デキストリン
加工油脂
砂糖
クリーミングパウダー
乳化剤

なども使用されています。

20g前後の「プロテイン補給」を目的とした商品というより、
いつものスープで、たんぱく質を少し増やす
という使い方に近いと思います。


ダイアナは「プロテインスープ」というより栄養調整食型

ダイアナのセルディア-soy スープは、

1袋30gで、

145kcal
たんぱく質10g
脂質5g
炭水化物15g
食塩相当量1.2g。

特徴的なのは原材料です。

最初に来るのが、
粉末油脂(食用油脂・マルトデキストリン)
その次が、
粉糖(砂糖・粉末水飴)
です。

その後に、
コーン、コラーゲン、大豆たんぱく、卵、えんどう豆たんぱく……
と続き、
スクラロース、ビタミン・ミネラルなども多数配合されています。

これは、
「たんぱく質だけをシンプルに補うスープ」というより、さまざまな栄養素を組み合わせた栄養調整食品
として考えた方が分かりやすいでしょう。
しかし・・・最初に油脂が来るのは、私としては、ちょっと・・・という感じです

そして20食15,120円なので、
1食756円。
ここも「高い=原材料がシンプル」というわけではないことが分かります。


「人工甘味料不使用」だけで選ばない

今回、いろいろ比較して特に感じたのがここです。

たとえば、
人工甘味料不使用
と大きく書かれていると、
「余計なものが入っていなさそう」
と思いがちです。

でも、
人工甘味料を使っていなくても、

砂糖
ぶどう糖
果糖
デキストリン
マルトデキストリン

などが使われている場合があります。

反対に、
砂糖不使用でも、

エリスリトール
ステビア
スクラロース
アセスルファムK

などで味を整えている場合があります。

だから見るべきなのは、
「○○不使用」という一つの言葉ではなく、原材料表示全体。
なのです。


油脂も見てほしい

もう一つ見落としやすいのが、

油脂。

スープのコクやクリーミーさ、溶けやすさなどをつくるために、

植物油脂
加工油脂
粉末油脂

などが使われている商品があります。

一方で、

発酵バターやMCT、亜麻仁油などを使用している商品もあります。

「脂質○g」だけではなく、
何由来の油脂なのか
を見ると、商品の違いがさらに分かります。


「たんぱく質が多い=一番いい」でもない

今回の中で最も多いものは20gを超えます。

でも、
たんぱく質量が多ければ多いほど優秀、
という単純な話でもありません。

朝食で卵や肉、魚、大豆食品などがしっかり摂れているのなら、
そこに20g追加する必要があるとは限りません。

反対に、

パンとコーヒーだけなら、
10~20gを補えるスープが役立つかもしれません。

大切なのは、
「この商品には何g入っているか?」だけではなく、「私の食事にはあと何g必要なのか?」
「私の消耗度合いには、どれだけ必要か?」
という視点です。


そして、もっと大切なのは「入れた後」

ここからは、いつも私がお伝えしていることです。

たんぱく質はとても大切です。

でも、
プロテインを飲んだ=身体の材料になった
ではありません。

食べたたんぱく質は、

消化する

アミノ酸やペプチドに分解する

腸から吸収する

血液で運ぶ

必要な組織へ届ける

身体の中で利用する

という流れを経て、初めて身体づくりに使われます。

ですから、

  • 胃がいつももたれる。
  • 食後にお腹が張る。
  • げっぷが多い。
  • 便の状態が安定しない。

そんな方が、

「たんぱく質不足だから!」
とプロテインだけをどんどん追加しても、それがそのまま身体づくりにつながるとは限りません。


私なら、プロテインスープはこの順番で見ます

プロテインスープを選ぶ時は、

  1. 1食でたんぱく質が何g摂れるか
  2. そのたんぱく質は何由来か
  3. 砂糖や糖類は何が入っているか
  4. どんな甘味料を使っているか
  5. どんな油脂を使っているか
  6. デキストリンなどは入っているか
  7. その他の添加物は?
  8. 食塩量は?
  9. 価格は続けられる範囲か
  10. 自分の食事に本当に必要な量か

を見ます。

そして最後に、
その栄養を使える身体の土台があるか。
です。


プロテインスープは便利。だから、上手に使えばいい

今回いろいろ調べましたが、
私はプロテインスープを否定しているわけではありません。
むしろ、
とても便利な商品だと思います。

忙しい朝。

  • たんぱく質の少ないランチ。
  • 甘いプロテインが苦手な人。
  • 寒い日の栄養補給。
  • 食欲があまりない時。

そんな時、
お湯を注ぐだけでたんぱく質をプラスできるのは、とてもありがたいことです。

だからこそ、
「プロテインスープだから身体にいい」
で終わらせない。
「たんぱく質20gだから一番いい」
でも終わらせない。

裏の表示まで見て、
私は何を摂りたいのか。
何を毎日一緒に摂ることになるのか。
そこまで自分で選べるようになってほしいと思います。


土台が整ってこそ、入れた栄養が生きる

  • 身体に必要な材料を入れる。
  • 消化・吸収する。
  • 充実した血液で運ぶ。
  • 必要な細胞へ届ける。
  • 使った後の不要なものを回収する。
  • そして排泄する。

この一連の流れがうまく回って初めて、

「摂った栄養」が身体の中で生かされます。

だから、
「このプロテインがいい」
「このサプリメントを摂ればいい」
という一部分だけではなく、

身体全体がきちんと働ける状態をつくっておくこと。

それが、私がお伝えしている
土台作り.™
です。

便利なものは、上手に使う。

でも、
入れるだけの健康法にしない。
これが、とても大切だと思っています。


あなたも【土台整い度チェック】してみませんか?

土台整い度チェック


※この記事は2026年8月16日時点で確認できた各メーカーの公式情報および商品食品表示をもとに比較しています。

※「気になる原材料」として取り上げた成分が、含まれているだけで直ちに健康被害を生じるという意味ではありません。摂取量、頻度、食生活全体を考える必要があります。本記事では「たんぱく質○g」という数字だけでなく、食品全体を見て選ぶための情報として掲載しています。

※同じブランドでも味によって原材料・栄養成分は異なります。購入時には必ず最新の商品表示をご確認ください。