アトピーの痒みについて

 

アトピーは

1.体内の炎症
2.皮膚の炎症
3.皮膚バリア機能の低下

を見て掘っていく必要があります。

主訴になる『痒み』に関しても

刺激によるもの
乾燥によるもの
炎症によるもの

があるかと思います。

1.体内の炎症については、
炎症物質を体に入れないこと
肌から口から粘膜から、入れない努力は必須だと思われます。

小麦粉
植物油脂
添加物
乳製品
砂糖

これらには注意が必要です。

植物油脂については、裏の表示を見てみるとあらゆるモノに使われていることが分かるかと思います。
知らないうちに植物油を大量に摂っている、ということもあるかもしれません。
裏の表示を見ることは大事ですね!

ストレスでも、体内の炎症は助長されます。

親子の問題
会社の人間関係
夫婦の問題
お子さんなら、パパとママの関係性
先祖の問題
関係している場合もあります。

2.皮膚の炎症に関しては
角質層の状態が荒れてしまうとダイレクトに外側に刺激が皮膚刺激となってきます。
そこで、アレルギー性の炎症になったり乾燥によるバリア機能の低下悪化も起こったりします。
皮膚のバリア機能が回復するのを待っていると皮膚表面の炎症を止めることは難しいので、まずは、内側からの炎症の原因に対して対策をしながら、皮膚バリア機能を仮補強することが重要です。
その為に、カバー力の強いオイルを使って、まずは、バリアをして皮膚刺激を減らすことが大事です。

オススメは

ワセリン:水分蒸発を防ぎ、外部刺激から肌を保護する強力なバリアを形成する
シアバター:皮膚の水分を閉じ込め、バリア機能をサポート。抗炎症作用もあり、敏感肌に◎
ホホバオイル:ワックスエステルが主成分で、皮脂に似た構造を持ち、保護力が高い
ミツロウ:オイルと混ぜて使うことで、より強固な保護膜を形成し、水分蒸発を防ぐ

です。

外側から、皮膚に浸透させたい抗炎症効果のあるモノを塗ったとしてもバリアの代わりとしてカバー力のあるオイルも必要です。

浸透させたいモノとしては

アロエジェル:抗炎症・保湿・創傷治癒促進作用があり、皮膚の修復を助ける
月見草オイル:γ-リノレン酸が豊富で、アトピー肌の炎症やかゆみを鎮める。
アルガンオイル:抗酸化作用が強く、肌の修復をサポートしながら潤いを与える。
ローズヒップオイル:ビタミンCやレチノールが豊富で、皮膚の再生やターンオーバーを促す。

などがありますが、月見草オイルのγ-リノレン酸は酸化しやすいオイルでもあるので、抗酸化作用のあるビタミンE(トコフェロール)が多く含まれているオイル(アルガンオイル、ホホバオイル)とブレンドすると良いかもしれません。

内側からの原因へのアプロ―チ
外側からのバリア機能の仮強化

この2つのアプロ―チをしつつまずは、様子を観て頂けると良いかと思います。食事と生活・感情日記も忘れずに何かしらの関連が見つかると良いですね!

あとは、住環境、芳香剤や洗剤、電磁波

芳香剤や洗剤は、当然ながら、安全なモノを選択する必要があることは十分承知している方は多いと思いますが住環境で気になるのは『カビ』です。ちょっと注意したいです!。

電磁波や電波についても、静電気をなるべく起こさせない衣類などがおすすめです。
とにかく、皮膚への刺激が痒みの原因になります。

栄養素では
カルシウムが不足すると痒みが起きやすいですし、ビオチンが不足すると皮膚炎をおこしやすい。このあたりのこともあるので

栄養素の不足の有無
栄養バランスの状態

も、とても重要になります。

皮膚が上手く再生しない理由
アレルギー反応が起こりやすい理由
刺激を痒みとして感知してします理由

さまざまな理由が個別にあると思われます。
ただ、全ての方にそれぞれに原因があると思いますので一人で抱え込まず、ご相談いただけたらと思います。