マグネシウムを摂ると、テロメアが長くなる?
先日、こんな内容の記事を見つけました。
「マグネシウムの摂取量が多い人ほど、テロメアが長い」
というもの。
さらに、
・マグネシウム摂取量が多いほどテロメアが長かった
・45歳以上では、より強い関連がみられた
・マグネシウムは酸化ストレスなどにも関係している
とも紹介されていました。
これだけ読むと、
「じゃあ、マグネシウムを摂れば若返るの?」
と思ってしまいますよね。
ちょっと面白かったので、調べて考察してみました。
そもそも「テロメア」って何?
テロメアは、染色体の末端にある部分です。
よく「靴ひもの先についているキャップ」に例えられます。
染色体の末端を保護する役割があり、細胞分裂を繰り返す中で短くなっていくことから、老化研究でも注目されています。
そのため、
「テロメアが長い=若い」
「テロメアを伸ばせば若返る」
というような情報も見かけます。
ただ、老化はもちろんテロメアだけで決まるわけではありません。
テロメアは、身体の老化を考えるうえでの一つの指標です。
今回の研究で分かったのは「関連があった」ということ
今回紹介されていた研究では、高血圧の成人について、
食事からのマグネシウム摂取量と、白血球のテロメア長との関係
を調べてみました。
その結果、
マグネシウム摂取量が多い人ほど、テロメアが長い傾向がみられました。
特に45歳以上では、その関連が強くみられたそうです。
でも、ここは大事。
この研究は、
「マグネシウムを摂らせたらテロメアが伸びた」
という実験ではありません。
つまり、
マグネシウムを摂る
↓
テロメアが伸びる
↓
若返る
と証明されたわけではないのです。
あくまでも、
「マグネシウム摂取量が多い人ほど、テロメアが長い傾向がみられた」
という研究です。
では、テロメアが短くなるスピードをできるだけ緩やかにするには?
私はむしろ、こちらが気になりました。
マグネシウムだけを追加することより、
日常生活の中で、テロメアの短縮を加速させないために何ができるのか?
ということ。
研究を見ていくと、いくつかの生活習慣との関連が報告されています。
① 適度に身体を動かす
運動や身体活動とテロメアについては比較的多く研究されています。
運動習慣のある人の方が長いテロメアを持つ傾向がみられたり、運動と食生活を組み合わせた介入で、テロメア長に好ましい変化がみられた研究もあります。
だからといって、
「この運動をすればテロメアが○cm伸びます」
なんて話ではありません。
大切なのは、
身体を動かす習慣そのもの。
② 睡眠を整える
睡眠も関係しています。
睡眠の質が悪いことや、睡眠の問題があることと、テロメアの短縮との関連を示した研究があります。
私たちの身体は、寝ている間にも修復や調整をしています。
毎日睡眠時間を削って、
「若返るサプリは何がいいですか?」
と探すより、
まずちゃんと寝る。
こっちが先です。
③ タバコを吸わない
喫煙についても、テロメア短縮との関連が研究されています。
身体に負担をかけるものを入れ続けながら、
「何を摂れば若返りますか?」
ではなく、
まず負担を減らす。
これも大事ですよね。
④ 栄養を一つではなく「全体」で整える
今回注目されていたのはマグネシウムですが、
テロメアと食事についても様々な研究があります。
野菜、果物、豆類、魚、ナッツなどを含む食事パターンと長いテロメアとの関連が報告されています。
一方で、
「この栄養素を一つ摂ればテロメアが伸びる」
とまで言えるものではありません。
ここ、私はとても大事だと思います。
マグネシウムも大切。
鉄も大切。
亜鉛も大切。
ビタミンDも大切。
たんぱく質も大切。
でも、
私たちの身体は一つの栄養素だけで動いているわけではありません。
それぞれがお互いに関係しながら働いています。
だからこそ私は、
「生命の鎖」
という考え方を大切にしています。
そして、
食べれば終わりでもありません。
消化して、
吸収して、
身体の中で使えるところまで。
ここまで見て初めて「補給」です。
⑤ ストレスを抱えっぱなしにしない
そして、身体だけではありません。
心理的ストレスとテロメアの関係についても研究されています。
もちろん、
「ストレスを感じたらすぐテロメアが短くなる」
という単純な話ではありません。
でも、慢性的なストレスを抱え続けることが身体に影響することは、テロメアだけの問題ではありません。
だからこそ、
休む。
呼吸する。
身体を動かす。
感情に気づく。
自分の考え方や思い込みに気づく。
自分の心を整える。
こうしたことも、
立派なセルフケアです。
……って、ここまで書いて気づきませんか?
テロメアのためにできるセルフケアを並べてみたら、
特別な「若返り法」なんて出てきませんでした。
- 必要な栄養を整える。
- 身体に余計な負担を入れない。
- 身体を動かす。
- 血液やリンパなどの巡りを整える。
- しっかり眠る。
- ストレスや感情にも目を向ける。
……
これ、結局いつも私がお伝えしていることなんです(笑)
だから、やっぱり「土台作り.™」
私がお伝えしている土台作り.™には、大きく3つの柱があります。
【補給】
身体が正常に働くための基本材料をそろえること。
私は「生命の鎖」という考え方をもとに、
必須アミノ酸・ビタミン・ミネラルなど、生命活動に必要な基本的な栄養素を一つだけではなく全体としてそろえることを大切にしています。
そして、
食べるだけではなく、
消化・吸収して身体で使えるところまで。
【解毒】
身体にとって負担になるものを、
できるだけ入れないこと。
そして、
肝臓・腎臓・腸など、本来の処理・排泄機能が働ける状態を整えて、
出せる身体にしておくこと。
何か良いものを足す前に、
身体に負担をかけ続けているものがないかを見ることも大切です。
【巡り】
巡りは、身体だけではありません。
運動や呼吸、リンパケアなどによる
身体の巡り。
そして、
ストレス、感情、思い込み、考え方などに目を向ける
心の巡り。
この両方です。
若返りの「何か」を探す前に
今回の記事のように、
「○○と老化の関係」
「○○を摂ると若返る」
という情報は、これからもたくさん出てくると思います。
もちろん、新しい研究を知るのは面白いです。
マグネシウムだって、とても大切なミネラルです。
でも、
そのたびに一つの栄養素や一つの商品に飛びつくのではなく、
ちょっと引いて身体全体を見てみる。
細胞が本来の働きをできる環境になっているかな?
と考えてみる。
すると結局、
- 必要なものを入れる。
- 余計な負担を減らす。
- きちんと巡らせる。
- 身体だけでなく心も整える。
という、とても基本的なところに戻ってきます。
テロメアの研究を調べていたはずなのに、
結局たどり着いたのは、
「やっぱり、土台作り.™って大事だよね」
という結論でした(笑)
特別なことをする前に、
まず土台。
私はやっぱり、ここだと思います。
「ヨガ&セルフケアスタジオ スーリヤ」と「心と体のセルフケアスクール スーリヤ」を運営しながら、必要なモノを入れること、不必要なモノを入れないこと・解毒すること、身心の巡りを良くすること、この3つを『土台作り.』とし、その必要性を発信。これらを整えることで本来のその人の状態になる、という考えを根底に、対症療法だけに頼らず、本当の意味での健康を手に入れる為の、心と体の土台作り.の大切さを学ぶ【土台作り.クラス】を開催。(土台作り.クラスは、東洋医学・西洋医学・栄養学・呼吸法・潜在意識活用などトータルで学ぶことが可能)
その他、ロシアの波動測定機メタトロンと使った健康相談、セルフケアコーチング、五行音叉を使ったオンサセラピーなどを行って、多くの方の【心と体の土台作り.】をサポートしている。
赤十字病院・元看護師。
