もっと大切に!目の健康

もっと大切に!目の健康

~私たちの生活習慣や環境が気づかぬうちに目を疲れさせています!~

 

今、目の健康をテーマにしたサプリメントが注目を集めています。私たちは外界の情報の約8~9割を目から得ていると言われ、目の健康が損なわれると日常生活にも大きな影響が。そこで、あらためて現代生活における目の健康について考えてみましょう。

 

 

■目に負担をかける加齢と現代の環境

起きている間、ほぼ常に使い続け、多くの情報を得ることで私たちの生活を支えている目。気づかぬうちに酷使してしまいがちな目ですが、加齢とともに進む目の老化は避けることができません。目の調節機能が衰えてみえにくくなる老眼は30代から進み、40代半ばに症状が現れ始めます。この頃から徐々にほかの目のトラブルも増えるので、特に注意が必要です。

一方で年齢に関係なく目の疲れの原因となっているのが、目にとって過酷な環境と人々のライフスタイル。情報化社会と言われる現代は、目からより多くの情報を得るため、その負担がとても大きくなっています。こうした目の疲れの要因について、まずは「目のしくみ」とともにご紹介します。

 

■目の機能低下と光のダメージ

目はカメラのようにものを光の情報として取り込み、水晶体がレンズの役割を果たし、ピントを合わせて識別します。老眼はこの水晶体の調節機能の低下によるもので、水晶体自体の弾力性が失われたり、水晶体の厚みを調節する筋肉が衰えた状態に。近くのものが見えにくくなるので、無理して見続ける、合わない老眼鏡を使うなどで、目は一層疲れます。

一方、目の中に取り込む光そのものも目に負担をかけています。光の中で最も強いエネルギーを持つ紫外線は、目に大きなダメージを与えます。また、スマートフォン、パソコン、ゲーム機、液晶テレビなどのディスプレイから発せられるブルーライトも、長時間見続けることで目にダメージを与えるとして、近年、注意喚起がなされています。

 

■目に過酷な環境と生活の見直しを

前記の光以外でも、照明の極端な明るさや暗さは目に負担を与えるほか、大気汚染や空気の乾燥などの外部環境も目の調子に影響。こうした過酷な環境に加えて、オフィスでも日常でも、スマートフォンやパソコンを使い至近距離で目を緊張させ続けると、過労やダメージが蓄積し、睡眠不足やストレス、生活リズムの乱れなどにもつながって、それがまた全身の健康にも影響します。環境や生活を見直し、目の酷使を控え、しっかりと休めることが大切です。

 

 

緊張を緩める~目の休息とリラックス法~

起きている間、ずっと働き続けている私たちの目。疲れ目や、酷使によるダメージをケアし、予防するためには目を休め、緊張をほぐすことが有効です。

 

■目の調子は自律神経のバランスや巡りと関係が

長時間何かを見続けることは、目の周りの筋肉を緊張させ、ピントを合わせる目の調整力をずっと働かせている状態です。それによってストレスを感じ、交感神経が働き続けることで自律神経のバランスが乱れやすくなると言われています。自律神経の乱れは巡りに関わり、毛細血管の巡りが低下して目の働きにも影響が。さらに、首や肩のこりの原因になるなど、全身にも影響が広がります。

こうした状態を防ぐには、目に十分な休息を与えリラックスを心がけること。それが緊張を緩め、自律神経のバランスを整えることにつながります。

 

■目を休ませ、上手にリラックス!

目にとって重要な休息は睡眠です。夜更かしは、目を酷使するだけでなく、睡眠時間を削ることで目の細胞が十分修復できない可能性も。

仕事で長時間パソコンに向かう人や頻繁にスマートフォンなどを使う人は、厚生労働省のガイドラインが推奨しているように、連続作業1時間毎に10~15分の休憩を入れ、1時間の間にも1、2回の小休憩をとりましょう。目を閉じるだけでも休息になりますが、より目をいたわるために休憩時にリラックス法を試してみるのもおすすめです。

 

~How to Relax~
目の使い過ぎ防止に、ちょっとブレイクタイム

緊張が続いている目の状態を緩めるために、気軽にできる目のリラックス法をご紹介。

目が疲れたと感じた時はもちろん、疲れを感じる前にも実践を。

 

■時々 遠くを眺める

疲れを感じる前に、ボーッと窓の外の風景などを眺めます。できれば植物や空など自然のものが良いでしょう。目を凝らして遠くを見るのではなく、焦点を定めずにぼんやりと見ることで、目の緊張がほぐれます。ディスプレイを見続けている時などの合間に行うと良いでしょう。

 

 

■目のマッサージ  目のまわりをもみほぐすと巡りに良い影響をもたらします

・目に良いツボのある目頭を指圧

・目のまわりの骨に沿って、眼球を押さないように、軽く指でもみほぐします。

・こめかみを手のひらや腹や指で軽く押さえます。

 

■目の冷・温湿布

冷やした濡れタオルや少し集めの蒸しタオルを目に当てます。血液の循環が良くなることで目の疲れが癒されます。気持ちが落ち着いて気分転換になり、心身のリラックスにもつながります。

 

■目の健康体操 眼球・首・腕肩を動かすと目の疲れの予防になります。

・眼球を上下、左右、右回り、左回りにゆっくり動かします。

・首を前後左右に曲げた後、回転させます。

・腕と肩を小さく回したり大きく回して、肩の筋肉をほぐします。

 

~目を健やかに保つために~摂りたい栄養素

目は体の重要な器官の一つです。食生活を見直して、体の内部からのケアもプラス。目のさまざまな部分に働きかける栄養素に注目してみましょう。

 

■ブルーベリーの注目成分はアントシアニン

“目の健康”といって多くの人が思い浮かべるのは、ブルーベリー。その果皮にはポリフェノールの一種であるアセチルコリンという青紫の色素が含まれています。このアントシアニンには抗酸化作用があることから、目の健康を保つのに良い成分とされています。アントシアニンは数百種類あるともいわれますが、なかでも目に良いとされるのはブルーベリーに多く含まれていることが確認されています。

 

■アントシアニン  網膜の働きを助け、酸化を防ぎ、毛細血管を強化

アントシアニンの抗酸化作用で、光の刺激によって傷つきやすい網膜の細胞を酸化ストレスから守ってくれます。また、目の網膜内の色素体を助けるほか、毛細血管を保護し強化する働きも。

 

■きっかけはイギリス空軍パイロットの体験談

第二次世界大戦中、毎朝パンにブルーベリージャムをつけて食べていたあるパイロットが「夜中攻撃の際に、薄明りの中でもはっきりとものが見えていた」と上官に報告しました。このことがきっかけとなり、ヨーロッパでブルーベリーの研究が始まったと言われています。

 

■アントシアニンを多く含む品種、ビルベリー

ブルーベリーには多くの品種がありますが、北欧に野生するビルベリーはアントシアニンを多く含む品種として知られています。果実は小さく強い酸味があるのが特徴です。

 

~アントシアニン以外にもあるその他の注目成分~

■カロテノイド

酸化ダメージを防ぎ、巡りアップにも貢献

ホウレンソウなどの緑黄色野菜に多く含まれる色素成分で、ルテイン、リコピン、ゼアキサンチンなどの種類があります。なかでもルテインは水晶体や網膜の中心部に存在する成分で、紫外線など目に有害な光を吸収し、酸化ダメージから目を保護する働きが注目されています。また、眼内の巡りを良くするという研究結果も。

 

■DHA

網膜の脂肪に多く含まれ、情報伝達をサポート

マグロやサンマ、サバなどに多く含まれるDHAは、網膜や視神経の中に存在し、目の機能や視力にとって大切な成分。網膜細胞を柔らかくする働きを持ち視覚情報を脳に伝達するのに役立つとされています。

 

■ビタミンA・B群・Cなど

それぞれが多様に働いて、目のコンディションをキープ

ビタミンAは別名“目のビタミン”とも呼ばれ、角膜や網膜の細胞を正常に保ち、ビタミンB群は視神経や目の筋肉の疲れを癒し、目の粘膜を正常に保つとされています。また、ビタミンCは水晶体を若々しく透明に保つ働きがあり、それぞれ目の健康をサポートする栄養素と言われています。

 

■目の健康を保つことが健康寿命のカギ

これまでご紹介したように、目の働きは多くの栄養素に支えられています。体の健康に気を配るのと同様に、目の健康のためにバランス良く栄養素を取り入れることが肝心です。食事で補いにくいものはサプリメントを活用しても良いでしょう。

そして、普段見たいものを見ることができ、さまざまな世界を体験できることの素晴らしさに思いを巡らしてみましょう。それからの行楽の季節を堪能し、趣味を楽しみ、人との新たな出会いやコミュニケーションを充実させるにも、目の健康は欠かせません。そのためには目をいたわることが重要。目にやさしい生活や十分な栄養補給で、いつまでもいきいきと輝く健やかな目を保ちましょう。

 

No.234